高洗浄剤がバリア障害を促進
日本人の多くはとてもきれい好き。だから入浴時には必要以上に身体を洗ってしまいます。しかし、私たちが普段使って
いる一般的な洗浄剤はとても洗浄力が強く、それが皮膚に刺激を与えてしまい、お肌の大事なセラミドを失わせたり、
バリア機能をこわしたりしてアトピー性皮膚炎を引き起こす原因となってしまいます。
事実このような高洗浄剤が普及し始めた1980年以降、アトピー性皮膚炎患者数は約5倍に増え(図1)その約80%は成人
で占めています。(図2)
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(図1) |
高洗浄剤が普及し始めた1980年以降急激に増えているのがわかります。 |
(図2) |
アトピー性皮膚炎の約80%が成人で占められています。 |
正しく洗うのがスキンケアの基本
身体や顔を洗うときは、何でも落とすのではなく”汚れ”を落とし、”必要なもの(セラミド)”は残して増やすのが正しい洗い方です。 漢方成薬(主に黄蓮・苦参・甘草・当帰・馬歯ケン・金銀花)の中にはセラミドの生成能を高め、バリア機能を守り、肌質を改善する作用があることが証明されています。(図3)
よいものを守り悪いものを取り除く(狭正○邪の説明)漢方処方を用いた正しいスキンケアで、健やかな素肌を創り、美しい素肌を保ち続けましょう。 |
(図3) |
当帰や苦賛などの生薬はお肌のバリア
機能に大切なセラミド生成能を高めます。 |
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バリア機能障害と皮膚トラブル
敏感肌・乾燥肌は皮脂膜(保護膜)が薄かったり、角質層の水分や皮脂が不足し、皮膚の「バリア機能」が低下している
ので、外からの異物(ほこり・ダニ・細菌)や刺激(紫外線・静電気)が入りやすくなっています。そのため表皮では微生
物の繁殖(ブドウ球菌・真菌など)による皮膚炎やアレルゲンによるアレルギー炎症が常時繰り返されます。
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